司法修習生の収入はどのくらい?お金まわりのことをご紹介!

司法修習生は、法律家になるために設けられる研修をおこなっている人のことを指します。
今回は、この司法修習の流れや修習期間のお金の事情について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。

□司法修習生について解説します!

ここでは、司法修習生とはどのようなものなのか解説します。
法律家になるためには、司法試験に合格する必要があります。
法律家とは、裁判官・弁護士・検察官の総称です。

これらの職に就くためには、司法修習という期間を挟む必要があります。
これは、1年間の研修期間です。

そして、司法修習生とはこの研修期間を過ごしている人のことを言います。
毎年2000人くらいの方が司法修習生になっています。

司法修習生は最高裁に採用されて、修習期間に集中する義務が課されます。
例えば、兼業・海外旅行などが制限されていて、1年という時間を法律家になるための勉強に使うのです。

また、修習を受けられる場所も指定されており、最高裁が決めています。
もちろん、希望地については自分で指定可能ですが、中には希望通りに配属されない人もいるようです。

以上、司法修習生の概要について解説しました。

□司法修習の流れや修習の内容を解説!

司法修習生はどのようにして法律家になるのでしょうか。
修習の流れや内容をご紹介します。

修習は以下の6つのステップに分けられます。

・修習生登録
・導入修習
・分野別実務修習
・選択型実務修習
・集合修習
・司法修習生考試

以上のステップについて順に解説します。

*修習生登録

まず、司法試験の合格発表は通常9月に行われるので、その後1週間以内に修習生登録を行います。
短期間なので、ここでの出願手続きは忘れないように注意が必要です。
また、分野別実務修習は全国の地方裁判所所在地で行われます。
そのため、この申込の時点で希望の配属地を指定します。

また、司法修習で用いられる教材と課題が送付されるので、12月から始まる司法修習に備えて完了させておきましょうね。

そして、修習生登録に対する採用の知らせがくるのは11月です。
分野別実務修習をどこで受けることになったのかも、この書類に書かれています。

*導入修習

12月からは、導入修習開始です。
1ヶ月の間に講義や演習などの修習を受けます。
この1ヶ月の位置付けとしては、これから11ヶ月に渡り行われる修習のガイダンスのようなものです。

初歩的な学習や期間中に課される課題の解説などが行われます。
また、起案やグループワークを行うこともあります。

*分野別実務修習

これは、1月〜7月の期間に行われる修習です。
修習の大部分の時間をここで使います。
先述した修習生登録の採用発令の通知と一緒に、どこで分野別実務修習が行われるのかが開示されます。

民事裁判・検事裁判・弁護・検察の4つに分かれて研修を行います。
簡単に言えば、4クールで配属庁ごとに分かれて研修を受けるといった内容です。

*選択型実務修習

これは、8月〜9月か10月〜11月に行われます。
集合修習が行われる前か後に2ヶ月の間行われるプログラムです。
また、ここでは自分が学びたいと思うものを選択して修習を受けます。

1つのプログラムは2週間程度で終わるものが多いので、修習生は期間中複数のプログラムに参加することが多いです。
また、選択実務修習で習ったことを応用するような研修内容もあります。

*集合修習

これは、8月〜9月か10月〜11月に行われます。

ここでは、民事弁護・民事裁判・刑事弁護・刑事裁判・検察の5つについて講義を受けます。
講義の内容を簡単に説明すると、起案と模擬裁判です。
特に起案に関しては、1つの起案に長い時間をかけるのでハードだと感じる方も少なくないようですよ。
司法修習生考試に備えて勉強できる最後の貴重な学習期間です。

*司法修習生考試

この試験が行われるのは、11月です。
全ての修習が終われば、最後に試験です。
この司法修習生考試は、二回試験とも言います。

試験科目は、以下の通りです。

・民事弁護
・民事裁判
・刑事弁護
・刑事裁判
・検察

試験では、実際に起案を行うという形式が採用されています。
試験にかかる時間は、昼食も入れて7時間程度です。

当然ですが、この試験に不合格である場合には、もちろん法律家にはなれません。
しかし、それほど心配しなくて大丈夫です。
そもそも毎年この試験で不合格をもらうのは毎年数人で、ほとんどの方が合格されています。

そして、この試験の合否は12月に開示されます。
ここで合格していれば、いよいよ法律家として働けるようになりますよ。

□司法修習生のお金事情を解説します!

先述したように、司法修習の期間にはアルバイトなどが禁止されています。
全ての 兼業が禁止されている司法修習期間のお金事情はどのようになっているのでしょうか。

まず、司法修習生には給費があることをご存知ですか。
2017年から司法修習生の給費制がまたスタートしました。
一時は打ち切られたこともありましたが、現在では月に13万5000円が司法修習生の元に渡っています。
さらに、賃貸を借りて地方で修習をおこなっている人もいるので、そういった方には3万5000円までの居住手当がプラスで支給されます。

このように、経済的な手当を受けられる司法修習生ですが、もちろん法律家になるためにはコストもかかります。
その項目は以下の通りです。

・健康診断費用
・修習に向かうための交通費や宿泊費
・参考書代

健康診断以外の2つは、大きな出費になることが多いです。
そのため、もちろん先述したような手当があるとはいえ貯蓄は必要です。

□まとめ

今回は、司法修習期間の研修の流れやその期間の収入・出費などのお金事情について解説しました。
少しでもこの記事がお役に立てば幸いです。
また、この記事に関して何か疑問点がございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。