司法試験は、数ある国家資格の中でも最難関と言われています。
また、司法試験合格後も、司法修習という約1年間の修習があり、法曹になるまで長い道のりです。
司法修習はもちろん勉強も大切ですが、修習前後の準備も重要です。
そこで今回は、司法試験後から法曹になるまでの司法修習生のスケジュールをご紹介します。
□司法修習生になるまでの準備スケジュールとは
道のりが長かった司法試験が終わると、解放感に満ち溢れることでしょう。
試験日から合格発表日まで約3か月もあり、自分の好きなことをするには十分な時間があります。
しかし、合格発表日から約1週間で司法修習の申込みを完了しなければならず、12月からすぐに司法修習が始まります。
「思ったよりも時間がない」「準備が間に合わない」とならないためにも、司法試験終了後は早めに司法修習のための準備を始めましょう。
1番に準備するべきものは、書類関係です。
人によって提出書類は異なりますが、司法修習生採用選考申込書、司法試験合格証書のコピー、戸籍抄(謄)本もしくは住民票の写しが必要です。
他にも、成績証明書、学校の卒業または退学年月を称する書面、退職証明書、資格の登録抹消証明書も必要になります。
期限内に不備なく全て提出できるように準備することが大切です。
成績証明書や資格の登録抹消証明書は追完が認められていますが、他の書類は認められていません。
申請してからもらうまで時間がかかる書類もあるので、計画的に準備しましょう。
特に一人暮らしで住民票が別の都道府県にある方は注意が必要です。
戸籍抄本または住民票の取り寄せの方法は各自治体に異なり、手間と時間がかかる恐れがあります。
次に準備すべきことは、生活面についてです。
司法修習は、埼玉県の司法研修所で行われる導入修習から始まります。
寮があるので住まいの心配は必要ありませんが、約3週間に渡り研修所で修習を受けるため、その間の生活の準備が必要です。
また、導入修習後、1月からはそれぞれの修習地で実務修習が始まります。
修習地によっては引っ越しが必要です。
修習地は11月に発表されるので、修習地決定後すぐに住まい探しを始めましょう。
これまで書類と生活面の準備を紹介してきましたが、司法修習の目的は実務の勉強です。
書類と生活面の準備と同時に勉強も進めておきましょう。
司法修習から事前課題が送付されるので、それを12月まで取り組むことは大前提です。
白表紙と呼ばれる教材も課題と共に到着するので、しっかりと読み込んでおくようにしましょう。
□司法修習生の年間スケジュールをご紹介!
司法試験から7か月後、12月からようやく司法修習が始まります。
流れとしては、導入修習、分野別実務修習、選択型実務修習、集合修習を経て、最後に司法修習生考試に合格すると、念願の法曹として活躍できます。
ここでは、それぞれの修習について詳しくご紹介します。
*導入修習
12月に埼玉県和光市の司法研修所で、導入修習が行われます。
導入修習は、講義とグループワークを通して、事前課題の解説や起案の初歩的な考え方を中心に扱います。
導入修習以降の実務修習において必要な知識を学ぶ、ガイダンス的役割を担っています。
*分野別実務修習
分野別実務修習は、それぞれの修習地で1月から7月と半年以上かけて行われます。
各分野をまんべんなく半年以上学ぶのではなく、4クールに分け1クールごとに1分野学ぶ形式です。
民事裁判、刑事裁判、弁護、検察の4つにそれぞれ約2か月間配属され研修を受けます。
*選択型実務修習、集合修習
分野別実務修習後、8月から11月にかけて選択実務修習と集合修習が行われます。
どちらが先かは、人によって異なります。
選択型実務修習は、修習プログラムの中から自分で選んだプログラムを修習します。
分野別実務修習で学んだことを応用させたものや、全国各地で行われるプログラムがあります。
2週間程度のプログラムが多いので、約2か月間で数々のプログラムを修習可能です。
集合修習では、約1か月半で知識の総仕上げをします。
起案と模擬裁判を通して、民事弁護、刑事弁護、民事裁判、刑事裁判、検事の5分野について学びます。
丸1日講義となるため、かなり大変です。
*司法修習生考試
約1年間の司法修習を終えたら、最後は二回試験とも呼ばれる司法修習生考試です。
科目は民事弁護、刑事弁護、民事裁判、刑事裁判、検察の5つです。
1日1科目、それぞれ7時間半かけて実施されます。
最後まで根気強く挑まなければなりません。
試験の合格発表は12月です。
法曹になるまで多くの時間と努力が必要ですが、司法修習はこれからのキャリアを形成する重要な1年間になっています。
□司法修習生の就職活動スケジュールとは
司法修習を終えたら、法曹として社会で活躍することでしょう。
検察、裁判官、弁護士という選択肢がある中、多くの司法修習生が弁護士の道に進みます。
独立して活躍する方もいますが、企業や法律事務所に就職する方がほとんどです。
ハードなスケジュールの中、司法修習生はいつ就職活動するのでしょうか。
一般的に多くの司法修習生は、司法修習生考試の前には内定を獲得しています。
内定を獲得するために、それまでに勉強と並行して就職活動をしなければなりません。
法曹志望者の就職活動の時期は、司法試験合格発表前、司法試験合格発表から司法修習開始前、司法修習開始後に大きく分かれます。
どのタイミングが良いかは人それぞれですが、司法修習生考試以前に内定を獲得していると、試験勉強に集中できます。
□まとめ
今回は、司法試験後から法曹になるまでの司法修習生のスケジュールをご紹介しました。
勉強以外に準備することが多いですが、計画的に進めることで円滑に司法修習を終えられるでしょう。
当社は、大阪地方裁判所周辺で家具家電付きのお部屋もご紹介しております。
大阪で司法修習を受ける方は、ぜひご相談ください。
