司法修習の忙しさはどれくらい?年間スケジュールや就職活動について解説します!

仕事をしながら難関資格を取得するのは大変ですよね。
それと同じように司法修習を控えている方の中には、日々の実習に加えてテスト勉強もあるという理由から司法修習の忙しさが気になっている方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は司法修習生の忙しさについて、司法修習のスケジュールを確認しながら見ていきます。
弁護士を目指す方におすすめの就活情報もご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

□司法修習生の忙しさはどれくらい?

司法修習生は実習のほかにも試験勉強がありますので、その忙しさは気になるところですよね。
司法修習生の忙しさを知るためにも、司法修習生の年間スケジュールについて確認していきましょう。

*司法修習生の年間スケジュール

司法修習は、司法試験に合格された年の12月から翌年の11月まで1年間実施されます。
その内容は5段階に分かれており、

1: 導入修習
2: 分野別の実務修習
3: 集合修習
4: 選択別の実務修習
5: 二回試験

という順序で実施されます。
それぞれの段階をもう少し詳しく解説していきます。

・導入修習
12月から約1か月間にわたって行われます。
事前課題を題材にした講義やグループワーク形式の講義などが行われますが、教官や同期の修習生との社交の場という側面が強いのも特徴の1つです。

・分野別の実務修習
「民事裁判」「刑事裁判」「検察」「弁護」の4分野にそれぞれ2か月間ずつ取り組みます。行われる期間は翌年1月から8月上旬までの約8か月間です。

・集合修習
埼玉県和光市の司法研修所で、8月下旬から9月、または10月から11月にかけて約2か月間行われます。
集合修習では起案の作成やそれに対する講義、模擬裁判などが行われますが、講義を受けるばかりではありません。
司法修習所にはテニスコートや体育館、サッカーコートなどがあり、同期の修習生たちとスポーツを楽しめるのです。
これを機会に、同じキャリアを歩む方や趣味が合う方などと親睦を深めましょう。

・選択別の実務修習
選択の種類には、「弁護士を目指す修習生を対象にしたHG修習」「裁判官、検察官、弁護士を目指す修習生を対象にした個別修習プログラム」「全国の修習生を対象にした全国プログラム」「修習生が自分で修習先にアポを取って行う自己開拓プログラム」の4つがあります。
集合修習よりも前に行う場合は8月下旬から9月、後に行う場合は10月から11月にかけて2カ月間行われます。

・二回試験
司法修習の最後の関門です。
以下で二回試験についてより詳しく見ていきましょう。

□司法修習の関門である二回試験とは?

二回試験は翌年の11月に、東京と大阪の2会場で実施されます。
試験科目は以下の5科目です。

・民事裁判
・刑事裁判
・民事弁護
・刑事弁護
・検察

合格率は司法試験に比べて極めて高いと言えますが、決して侮ってはいけません。
試験時間がなんと1科目あたり7時間半もあり、それも5日連続で実施される長期戦だからです。

試験範囲は司法修習の内容全てに及びますので、試験前からしっかりと復習して対策しなければ合格できないことも頭に入れておきましょう。
二回試験のおすすめの対策方法としては、修習中に行った起案や過去問の復習、白表紙の読み込みなどが挙げられます。
また、近年は導入修習で配布されたレジュメからも小問が出題される傾向にありますので、レジュメに何度も目を通すことも重要です。

□弁護士におすすめの就職先はどこ?

弁護士としてキャリアを積んでいきたい方におすすめの就職先は以下の3点です。

・5大法律事務所
・外資系法律事務所
・企業法務系の法律事務所

それぞれを詳しく見ていきましょう。

・5大法律事務所
弁護士の花形キャリアと言われているほど弁護士市場で大きなブランドを誇ります。
5大法律事務所出身というだけで周囲から信頼を得られるため、キャリア結成には大変有利に働くでしょう。
また、メインのクライアントが大企業であるという特徴があります。

中小規模の法律事務所では経験できない規模の案件に携われるため、弁護士のキャリアにおいて貴重な経験になるでしょう。
規模の大きな案件に携わりたい方や難易度が高い案件に携わりたい方には特におすすめの就職先です。

・外資系法律事務所
5大法律事務所と同様に、外資系法律事務所は弁護士市場で絶大なブランドを誇っています。
業務で頻繁に英語を使用することからビジネスレベルの英語力が求められるため、就職するハードルは大変高いです。
ただしそこでキャリアを積めば、英語が堪能な弁護士として将来のキャリアの幅は無限大に広がるでしょう。

また大きな特徴として、5大法律事務所と同様に国内の大企業をメインクライアントとしているだけでなく、海外の大企業もメインクライアントとしている点が挙げられます。
将来海外で弁護士として活躍したい方は、海外企業の規模の大きな案件に携われる外資系法律事務所への就職を目指すことをおすすめします。

・企業法務系の法律事務所
大きなメリットは、他の就職先と比較して弁護士としてキャリアアップしやすいことです。
企業法務系の法律事務所では、5年から8年ほどでパートナーへ昇格できると言われています。
早い段階でキャリアアップして自分の市場価値を高めたい方は、こちらへの就職を目指すことをおすすめします。

□まとめ

司法修習は5段階のプログラムで1年間ぎっしり詰まっていますし、二階試験へ向けたテスト勉強もあるため、忙しいと言えるでしょう。
しかし、中には同期とスポーツを楽しめる集合修習という期間もあり、忙しくも楽しい期間になるのではないでしょうか。
皆さんの司法修習期間が将来のキャリアと私生活において実りのある期間になりますと幸いです。